忠義の伝承:朱正明氏の『中華の関帝は地球の3極に進む』が出版
世界関公文化網のニュース:中国新聞社、新華網、人民網、中国文化報などのメディアによると、『中華の関帝は地球の3極に進む』という専門書が長江文芸出版社からこのほど出版・発行された。
右からジンバブエの企業家・湖北省アフリカ商業連合会執行秘書長の杜叡氏、ヨーロッパ湖北省商業連合会文化交流部部長の楊兵氏、オーストラリア連邦銀行顧客マネージャーの慧子氏が新著の『中華の関帝は地球の3極に進む』を拝読している(撮影:俊奕)
この新著は、中国人の写真家の朱正明氏が5回でアメリカへ渡航し、8回で台湾に行き、9回でアフリカへ渡航し、16回でチベットに入り、39年で7大陸の50カ国以上を渡り歩き、チームを率いて地球の3極にはるばる赴き、中華の関帝文化を探訪・伝播した伝奇的な物語である。
『中華の関帝は地球の3極に進む』の表紙
全書には16万字、28章、430枚余りの貴重な画像がある。中国人民政治協商会議の元副主席の趙朴初氏は「中国の関帝文化の追跡」と題字した。中央統戦部副部長の胡徳平氏は「天下を渡り歩いて関聖を訪ねる」と題字した。11代目パンチェン大師のエルドニー・シジジェブは「天涯を渡り歩いて関羽を訪ねる」と題字した。香港の有名な国学の大学者の饒宗頤氏は「忠義仁勇」と題字した。台湾の元指導者の馬英九氏は「忠義千秋」と題字した。
チョモランマ峰の山すそでチベット民族の小学生達は朱正明氏の『世界各地と中華の関帝が世界の屋根に集まる』という作品を取り囲んでいる
この本は2019年、朱正明氏が企業家や写真家と一緒に北極や南極や世界の屋根をはるばる赴き、中華の関帝文化を探訪・伝播する物語を重点的に述べた。4月、朱正明氏は国内外の友人と世界の屋根の南部のカトマンズで、関羽の像を華厳寺に贈り、関羽の油絵の作品を展示した。ヒマラヤの雪山に囲まれたポカラで、朱正明氏は専門書の『天涯を渡り歩いて関羽を訪ねる』を華僑の友人に贈った。7月、朱正明氏は中国の企業家と写真家を誘い、北極のスワルバ諸島に赴き、中国の北極黄河ステーションに入り、中華の関羽の像と中華の関帝の群像の撮影作品などを贈った。9月、朱正明氏は遼寧省の企業家の崔玉晶氏を誘い、世界最高のチョモランマ関帝廟を訪れ、チョモランマ峰の山すその小学生に保温の帽子を贈り、チベット民族の民衆に関帝文化の専門書を贈った。12月、朱正明氏は大洋両岸の企業家や写真家と、北京を出発し、ウスワイアでアトランティス号の砕氷クルーズに乗船し、ドレーク海峡を渡り、南極の氷山の中に入った。朱正明氏はデンマーク人の船長に『世界各地と中華の関帝が世界の屋根に集まる』という関羽の群像を贈った。
北極黄河ステーションで、朱正明氏は中国の関羽文化の見学訪問チームを率いて、黄河ステーション所長の何昉氏(真ん中)に関羽の像と撮影作品を贈り、黄河ステーションの15歳の誕生日を祝った(撮影:マニヤ)
朱正明氏によると、2020年早春、新型コロナウイルスが中華の大地ではびこっており、武漢市は地域封鎖していた。長江南岸の武昌区に住む朱正明氏は76日間で自宅にこもって、16万字の『中華の関帝は地球の3極に進む』を整理して書き、400点以上の貴重な画像を念入りに選び、そして、この専門書ができたということである。
朱正明氏は三国歴史の古い町である湖北省の当陽市で生まれ、幼い頃から三国文化や関羽文化の薫陶を受け、中国ひいては全世界に中華の関羽文化を伝播することを志している。39年来、朱正明氏は世界の50以上の国と地域を渡り歩き、数万枚の写真を撮り、『関羽聖蹟』や『世界関帝文化』や『天涯を渡り歩いて関羽を訪ねる』など多くの関羽文化の専門書を出版した。
大洋両岸の5人の男が南極の氷山に登った
8月23日、5大陸の華人代表、関係指導者、学者、企業家、国家級の主要メディア記者は長江南岸の武昌区の思妙林に集まり、朱正明氏が語った中華の関帝は地球の3極に進むという素晴らしい物語を聞き、関羽文化が華人社会に与える影響力について語り合った。
湖北大学歴史文化学院院長の黄柏権氏は、同書は絵と文章が共に充実している形で朱正明氏の心理が変化する過程を記録しており、中華文化が海外進出の路線図を描き出しただけでなく、千万人の読者にを贈った中華文化を理解するための心の糧であることを示した。
ヨーロッパの湖北省商業連合会会長の林鵬氏は、同書は写真家と文化従事者の視点で、関羽文化が5大陸で伝播した軌跡と文化現象を客観的に記述し、民間で世界の関羽文化の伝播歴史や現在や将来を記録・討論する重要な書籍だと述べた。今日、世界の5大陸では華人のいるところには関羽に供える線香と関羽への崇拝がある。関羽は海外の華僑・華人の精神的なアイドルや精神の故郷となり、華人が一人で他国や異郷で生計を立てる力の源と守護神でもある。
5大陸の華人代表、関係指導者、学者、企業家、国家級の主要メディア記者は長江南岸の武昌区の思妙林に集まり、関羽文化が華人社会に与える影響力について語り合った。(撮影:妙林)
長江文芸出版社の編集部主任の杜東輝氏は「朱先生は中華文化を伝承するために、何十年も全力を尽くして、得失を考慮しないで、深く感動されました。私は原稿の編集に従事していて、もう何年も印刷工場に行っていません。今回は『中華の関帝は地球の3極に進む』を丹念に作るために、朱先生に学び、40℃の高温をついて、品質を督促したり、表紙の色をチェックしたりするために、印刷工場に2回も行った。この新書は豪華なハードカバーで、品質が優れています。」と述べた。
大別山を視察中の中国人民政治協商会議委員・中華文化促進会常務副会長の熊召政氏は、関羽文化に関する新書が出版されたと聞き、「中国では、関羽は英雄の模範となり、人臣のサインポストとなった。その理由は、忠義の2文字だからである。時代がどのように変化しても、関羽の忠義精神は時代と共に前進している。忠義は私達の伝統文化のコアな競争力の有機的な部分であり、私達がいかなる激しい荒波にも打ち勝つためのバラストでもある。」というお祝いのメッセージをわざわざ送ってきた。
同書の著者である朱正明氏は「関帝文化は台湾海峡両岸と国内外の華僑・華人を結ぶ精神の絆です。関羽というアイドルは、私達が仰ぎ見る価値があり、私達が奔走する価値があり、私達がしっかり守る価値があり、私達が語り伝える価値があります。」と述べた。
(編集審査:俊奕 写真:正明)
- 前のページ: 2022:台湾海峡両岸初の関帝文化オンラインフォーラム
- 次のページ: 湖北大学:朱正明氏は関羽の忠義文化を語った