2022:台湾海峡両岸初の関帝文化オンラインフォーラム
世界関公文化網のニュース:1月18日から19日まで、2022年台湾海峡両岸の「関帝文化と中華文明」遠距離通信シンポジウムが、台湾海峡両岸と大洋両岸で開催された。29人の主な講演者はオンラインで積極的に発言し、関羽文化の歴史や発展の現状や傾向のビジョンについて広く討論し、ここ数年以来の質の高いオンラインフォーラムである。
台湾中華関聖文化世界発揚協会理事長・忠義人材育成学院院長の黄国彰氏
フォーラムの主催者は台湾中華関聖文化世界発揚協会、忠義人材育成学院、山西解州関帝廟文化財保護所、山西運城学院、台中科学技術大学である。メイン会場は台湾の台北市と山西省の運城市にある。
山西省運城市解州関帝廟会場
台湾の主な講演者には中華関聖文化世界発揚協会理事長・忠義人材育成学院院長の黄国彰氏、台湾元内務大臣の李鴻源氏、台湾元試験院選考部部長の邱華君氏、台中科学技術大学学長の謝俊宏氏、台湾中華道教関聖帝君弘道協会理事長・台湾台中南天宮主任委員の呉光雄氏、台湾関羽文化協会元理事長の李台山氏などがいる。
香港の主な講演者には香港発揚関帝慈善基金会創始会長の董明光氏、香港関羽文化研究会会長の呉騰氏がいる。
香港発揚関帝慈善基金会会場
海外の主な講演者には米サンフランシスコ世界関氏宗親総会会長の関健中氏、マレーシア関羽文化普及センター会長の孫艪華氏がいる。
中国大陸部の主な講演者には中国人民政治協商会議委員・中国法治詩書画院院長の汪国新氏、山西省運城市文物保護センター主任・党と政治の仕事に従事する高級専任者の衛龍氏、湖北省委員会統戦部元海外センター主任・長江大学客員教授の朱正明氏、山西省運城市解州関帝廟文物保護所所長・関羽文化研究院院長の傅文元氏などがいる。
中国人民政治協商会議委員・中国法治詩書画院院長の汪国新氏
武漢会場のゲスト、左から:湖北省委員会統戦部元常務副部長の繆啓明氏、運城市本籍将軍楊志偉氏、湖北省委員会統戦部元海外センター主任・主な講演者の朱正明氏、フランス・ヨーロッパ関帝連盟会長の林鵬氏、湖北省宜昌市関羽文化研究会会長の関洪波氏、湖北省アフリカ商業連合会副会長の劉松旺氏
両岸フォーラムはクライマックスが相次いである。山西省の衛龍氏は「昔から中華大地では何千何万人もの時代を超えるほどの偉大な業績が輝きを放つ風雲児を育んできました。関羽と孔子は一人が武で、もう一人が文で、共に聖人と呼ばれています。関羽によって生み出された関羽文化は、儒家、道教、仏教、民俗、演劇などの各方面を含む博大で奥深い体系です。関羽文化は儒家に根差し、仏家に昇華され、道家に隆盛され、王家に認められ、みなさんに広められています。伝統文化全体と切り離せない歴史的なつながりがあります。中華民族の優れた伝統文化の重要な構成部分です。」と語った。
福建省東山関帝廟理事会主任委員の洪永徳氏
湖北省の朱正明氏は「関帝文化と中華文明だという主催者の選んだテーマはいいですね。自分が歩んできた7大陸の50カ国以上を振り返って、出会った一つ一つの感動を振り返って、私は9つの方面を整理しました。中華の関帝文化は、両岸交流を推進する民間の文化、海外の華人を結ぶ郷愁の文化、忠誠と正義を喧伝する道徳の文化、社会の弊害を正す気風の文化、経済発展を励ます財神の文化、貧困扶助・生活困窮者支援を提唱する慈善の文化、民族団結を強化する調和の文化、儒家と道教を融合する知恵の文化、中華文明を推進する不朽の文化です。」と語った。
香港発揚関帝慈善基金会創始会長の董明光氏
香港の董明光氏は「関帝に対して、敬愛の心と尊重の情を持たなければなりません。町中至るところで関帝の名前を呼び捨てる人がいたら、よくないです。中国の歴史上、関羽は数千年来、たった一人の存在です。」と語った。
台湾中華道教関聖帝君弘道協会理事長・台湾台中南天宮主任委員の呉光雄氏
台湾忠義人材育成学院講師の呉文興氏は「于右任さんは忠義の二文字は中華の子供を団結している。春秋の一文書は民族の精神を代表しているという対聯を書いたことがあります。関羽文化は中華文化の全体的な実践で、民族文明の手本です。」と語った。
台湾仏光大学の宗教学部修士・忠義人材育成学院講師の呉文興氏
台湾大有食品集団代表取締役・澎湖紫微宮管理委員会主任委員の翁啓鏡氏
台湾の蔡翔宇氏は「現在関羽文化の伝承と発展について、まだいくつかの問題点があります。第一に、関羽文化の研究レベルを高める必要があります。まだ権威的な研究機関がありません。第二に、関連する文化交流活動には統一的な計画が欠けています。第三に、行政資源の支持力が足りません。第四に、両岸関係を発展させて、互いの認識を促進する面には、まだ大きな向上の余地があります。」と語った。
遼寧省新民市関帝覚世真経研究会会長・遼寧省瀋陽市文化芸術館指導員の劉芸氏
遼寧省の劉芸氏は「関羽文化の発揚は私達の生涯の使命です。関羽を崇敬する信者として、あるいは関羽文化を研究する学者として、まず自分が関羽に対して畏敬の心を持たなければなりません。そして、心の中に深く入り込んで、生命の中に溶け込んでいきます。それと同時に、身をもって行動して、関羽の精神を自分の言動に実行して、厳しく自分を律しなければなりません。」と語った。
上海彭允文化発展有限会社代表取締役の彭允好氏
上海の彭允好氏は「関羽への崇拝と信仰は、心の底から出発し、心を正して、考えを正して、品を正して、行為を正しなければなりません。関羽の忠義精神を発揚して、伝承するためには、身をもって模範を示すだけでなく、更に初心を持たなければなりません。関羽の天に昇る大義の偉大なイメージを維持して、関羽の昔からのたった一人の存在の信仰地位を見守って、関羽の気風と正義の精神理念を守ります。これは関羽の信仰者の最も根本的な素質と要求です。」と語った。(編集審査・写真:朱俊奕)
- 前のページ: 忠義精神:海外居住者の心のよりどころ
- 次のページ: 忠義の伝承:朱正明氏の『中華の関帝は地球の3極に進む』が出版