中国新聞:文化学者の朱正明氏は関帝文化を寻ね中央アフリカへ
世界関公文化網:『中国新闻社』『中国日報』『香港鳳凰新聞』等のメディアによると、朝春の二月、中国カメラマンで文化学者の朱正明氏はパナマ、コスタリカ、キューバ、メキシコなどの国に赴き、中華関帝文化を尋ね、華人が海外で奮闘する感動的な物語を探していた。
●パナマ中華街の関帝廟が文化交流の窓口になっている
太平洋と大西洋を貫通したパナマは、中国と国交を樹立してから僅か半年ほどである。100年以上前に、華人はパナマのために鉄道を開拓し、運河を掘り開き、汗と血を流し、パナマ政府と人民から尊敬されていた。そしていま、世界的に有名なアメリカ橋の橋頭にある中巴公園に設置された異国風情が漂う「華人パナマ上陸150周年記念碑」がパナマ運河沿いに佇んでいる。
パナマの旧市街地にある中華街に、瑠璃で作られた建物が一箇所ある。「関帝宝殿」の四文字が、非常に力強く、サファイヤブルーのレンガに引立て、さらに目立っている。二階まで上がれば、古式蒼然たる関帝大殿である。瑠璃の龍壁、清代の扁額、愛情深い対聯、光緒時代の香炉、紅木の神棚……パナマの華人が関公に対する敬虔な崇敬が覗える。
パナマ関帝廟清光緒二十四年扁額(朱正明撮影)
朱正明氏はパナマ華商総会の黄偉文会長、関帝廟の鐘文智主席等の華僑リーダーに専門書『天涯をあまねく歩き関公を訪ねる』と中国画家の康峰が描いた関公肖像画を贈呈した(馬僑撮影)
一人の中国少女がパナマ運河の畔で華人記念碑の碑文を撮影している(朱正明撮影)
●コスタリカの首都中国街の関公イメージ
コスタリカには伝統的な関帝廟がないが、中国街に入ると、至る所に関公のイメージが見える。コスタリカ孔子学園の郭怡廉院長が車を出して、朱正明氏を孔子学園に案内し、孔子肖像画と関公の塑像が入口の両側にあった。
コスタリカのサン・ホセ州では、朱正明氏はコスタリカ華僑リーダーの莫春発氏(写真右側二番目)、黄煥新氏(写真右側一番目)、コスタリカ交通部副部長のHugo Antonio Jimenez Bastos氏(写真中央)に関帝肖像画と専門書『天涯をあまねく歩き関公を訪ねる』を贈呈した(葛橋撮影)
●キューバの一部の華人子孫には関公を祀る慣習がある
キューバは神秘的な国であり、多くの中国人がキューバに対するコンプレックスを持っている。キューバの首都ハバナには、関公庁が三ヶ所あり、中華総会館、竜岗総会ビル、洪門本部のそれぞれに一箇所ある。最も古い関公像は、清朝光緒十九年広州で鋳造され、中国の広东省からキューバにはるか遠く運ばれてきたものである。
古い中華街で、朱正明氏が洪門総会を访ねた。洪門が祀っている関公は、中国から持ってきた神様であり、中華文化の伝統を引き継いでいる。
30歳近くの青年華僑夏遠航氏は、1988年黒竜江で生まれ、6年前にキューバに来て、今は文化観光会社の社長を務めている。彼の妻のKaren Amador Vasallo氏は、綺麗なキューバの娘で、ハバナ大学法学部の助教授でありながら、ITエンジニアでもある。彼女は、北京外国語学院で勉強したことがあり、この「美人学覇」は4ヵ国の外国語が話せ、中国語も流暢である。夏遠航氏は朱正明氏を連れてキューバの旧市街を訪ねた。私達は中華の悠久たる文化を伝承すべきが、世界各国の文明も参考にしなければならないと、彼が言っている。
キューバ首都のハバナにある中華街
キューバ洪門本部ホールに祭られている関公(朱正明撮影)
朱正明氏はキューバ洪門総会の蒋祖廉主席(写真中央)、武光盛副主席(写真右側)に世界中の関帝文化や風情について語っている(夏遠航撮影)
朱正明氏はキューバハバナ大学孔子学院で、学生に関公の物語を話し、中国大陆画家の康峰氏の関公肖像作品年暦を贈呈した(夏遠航撮影)
●メキシコ中華街の商店にある関公像はそれぞれ表情や佇まいが異なっている
メキシコ中華企業協会の金加池会長は朱正明を連れて、中華街で一軒一軒と華僑を訪ね、、中華街HK中国工芸品店、Shun Li工芸品店、嵐亭礼品店は、関公を祀っている。店のカウンター内に、中国浙江義烏、広東仏山などから運ばれてきた銅鋳の関公、金の関公、陶磁の公関はそれぞれ表情や佇まいが異なっている。
メキシコ中華街HK工芸品店に祭っている金の関公(朱正明撮影)
朱正明氏はメキシコ華僑リーダーの金加池主席(写真左側三番目)に関帝文化の赠り物(仮名撮影)を贈呈した
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